母の7回忌

この週末は母の7回忌のため、広島のお寺へ娘2人と出かけた。法事の前には懐かしい、馴染みのお好み焼き屋へ。そば、肉玉入りで700円。安くて美味しい!

広島の実家に帰るとほぼ毎回ここのお好み焼きを頂いてきた。もう20年以上かな。

法事は姉と我々だけ。住職ともゆっくりお話をして終わったのは16時過ぎ。父の13回忌が昨年終わり、次の法要は6年後かと話をしてお寺をあとにし、昨年10月に叔父さんが亡くなった親戚のお宅にレンタカーで移動。ようやく仏前にお参りすることができ、一人暮らしとなった叔母さんにも会うことができた。大学生になり東京に上京したてのころに初めてお会いし、お世話になった叔父さん、叔母さん。あれから40年以上か。

今年自分は60歳、この年齢になると大切な人との別ればかりが続くよう。「さよならだけが人生さ」というフレーズがお酒を勧める。f:id:yoimai:20240421202143j:image

クリーニング日和

今日は天気の良い土曜日。土曜日朝の日課の一つはクリーニング屋さんに行くこと。いつもは一週間分のワイシャツを持っていき、先週出した分を引き取ってくるだけだが、今日は冬モノをどっさりと出した。妻宛に届いた衣替えセールのはがきを持って。

数年前までは自分で行くことは殆どなかった近所のクリーニング屋さん。亡くなった妻に代わって今では常連の一人かな?お店で働いている女性陣は皆さん亡くなった妻を知っている人達。未だに会員名は妻の名前だが、変更できないな。

3月から再雇用となったが、同じ部署で同じペースで勤務を続けている。毎週のクリーニング屋さん通い、いつまで続くかな。f:id:yoimai:20240413200718j:image

夢で会えたら。

2年半前に突然亡くなった妻。愛しく思っていても不思議に夢でみた記憶は今まではあまりない。でも昨夜ははっきりと夢の中に彼女がいた。

一緒に大きな池の周りを歩いていた。心配していた通り、妻は池の中に誤って落ちてしまった。慌てて引き上げようとした僕に妻はにっこり笑って、綺麗な水の中をスイスイと泳いでみせた。そこで夢はおしまい。妻の笑顔が鮮やかに記憶に残っている。なんだか不思議な気持ちで一日を過ごした。

また夢で会いましょう。今度は優しい声も聴きたいな。

 

 

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アンジュ、ありがとう。

2024年2月19日に愛犬のアンジュが13歳2か月でこの世を去りました。2010年12月10日に茨城県で生まれましたが、2011年の5月に我が家にやってきました。亡くなるまでの10日間くらいは日ごとに食欲がなくなり、最後はお水だけになり、点滴をしてもらいにかかりつけの病院にいき、そのまま入院することになりました。

今月私は60歳となり、定年退職を迎えます。3月からも雇用延長で働くことになりましたが、アンジュの老後のケアが気になっていました。3月上旬の海外出張でペットホテルも予約し、大丈夫かなあと気を揉んでいたのですが、突然の旅立ちで、ぽっかりと心にも毎日の日課にも穴が空いてしまいました。

今日2月23日、みぞれのような冷たい雨が降る中、納骨された指扇のペット霊園に行ってきました。「でも、アンジュはそこにはいないよね。大好きなママのところにいるんだろ。うらやましいよ」

この2年間のぬくもりをありがとうね。心配をかけたね。お疲れ様でした。

 

60歳の誕生日

今日で60歳になりました。従って今月末で定年退職を迎えます。来月以降は雇用延長制度を活用し、1年ずつの雇用契約を結んで現職場に残る予定です。

若いころから家事や育児はそっちのけで、ただただ会社の仕事中心に過ごすことができたのも亡き妻のおかげです。その結果として大きな成果をだせた訳ではないですが、「ありがとう、おかげさまで定年を迎えることができた」ことを誰よりも伝えたいです。そして、少しずつ仕事以外の生活に目を向けて、二人でのんびりと趣味や楽しみをみつけて、、、、と思った時には既に妻はこの世界にはいませんでした。ごめんなさい。

一人この世界に残り、残った人生では亡き妻と子供たちに感謝の気持ちを忘れず、与えられた仕事と自分にできることを丁寧にやりながら、少しでも周囲に役立つことをできるように、ゴールを目指したいと思います。今日は外は大雪です。

 

 




 

いざ、川越へ!

2023年11月4日土曜日、義母と長女とともに川越霊園へ。2年前に亡くなった妻の骨を墓地に納めることにしました。いつかは自分が納骨しないといけないとわかっていたので、納骨式のご案内を頂いた際に、そうすることに決めました。

よく彼女は冗談で、私が先に死んでもお墓にいれてはだめ、焼くのもいやだ、そのまま家に置いておいてねと言っていました。そのたびに僕は「了解、了解」って答えていたのにね。嘘をついてしまいましたね。

でも、あなたは、沢山の悲しさと一緒に2人の娘と、一匹の犬と、可愛い孫を残してくれたね。悲しみも含めて大切にします。

時々、川越にいくね。ありがとう!

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犬吠埼灯台

妻が亡くなり、3ヶ月が経過した頃に娘2人と8ヶ月となる孫と4人で千葉県の銚子に温泉旅行に出掛けました。下の娘は就職を控え、大学卒業後の家族旅行です。2月上旬でしたが、連日晴天に恵まれ、銚子の名所をゆっくりとまわりました。新型コロナの感染者が沖縄で増えたため、急遽行き先を変更した行き当たりばったりの旅でした。

最終日に旅館から見えていた犬吠埼灯台に朝から登ってみました。99段の階段でした。数字が書いてありましたが、57段頃に少ししんどくなり、ふと自分の年齢を思い出し、ここから先は苦しいなぁ、なんて考えながら足を踏ん張って上を目指しました。

漸く99段目を登り切って外に出た瞬間です。目の前に広がる美しい眺望に私は言葉を失いました。見たことのない青い空と海、水平線が広がっていました。

「パパ、まだまだ頑張ってね」妻の笑顔と優しい声が重なりました。
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