2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

初恋の人

初恋の人はと聞かれれば、小学4年生の時に転校してきたあの子。6年生の途中で島根県に転校してしまったけれど、優等生で美人で垢抜けていて、皆んなあの子に憧れていたはず。あの子のいない中学時代はお陰さまで、野球部の部活と勉強に比較的集中できたのか…

炊事洗濯家事オヤジ

妻から「今日は何食べたい?」と聞かれるたび、私は何も考えず「生姜焼き、ポテトサラダ、肉じゃが」と毎回同じように答えるのが日課でした。その度に妻は即座に却下して、今晩の献立を自分で考えていました。 そんなやりとりが出来なくなって、料理本を片手…

死別の悲しみを乗り越える薬

死別の悲しみを乗り越える良い方法は残念ながらないと思います。多くの人は「時間」という薬しかないと言われます。確かにそう、その通りだと思います。私の場合は今のところまだ1年7か月が過ぎたばかり、まだまだ薬は十分ではないかもしれません。 その私か…

父の13回忌

2023年6月17日に父の13回忌を広島で姉と、姉の子供と孫達と賑やかに行いました。梅雨を忘れるような夏空が広がりましした。2011年の6月20日に父は眠るようになくなりました。当時は認知症の母を父が介護する、いわゆる老老介護状態でしたので、父がどのよう…

もてる男、修行中

1999年バンクーバー「パパ頑張って」 女性は意識しないままに自然と自分の子供達(子孫)を作り、守ってくれそうな男を選ぼうとすると最近インターネットの記事で読みました。 亡くなった妻は生前「昔、占い師がパパは病気しながらも長生きするタイプだと言…

引越しをするたびに。

1989年9月16日、私の故郷広島で挙式をあげました。彼女は22歳、私は25歳。知り合って4年がたったものの、まだまだ社会人としても駆け出し、人間的にも幼いままの二人でした。結婚式がおわるとその日のうちに東京に飛行機で移動、埼玉県浦和のアパートで新婚…

運命の人

サークルの新人勧誘活動の終盤、おそらく最終日だったと思う。1985年私は大学3年生、サッカーサークルの幹事学年となっていた。大学キャンパスには連日、沢山の女子大生が溢れかえっていた。彼女達のお目当てはテニスなどのサークルで、マネジャーを募集して…