もてる男、修行中

1999年バンクーバー「パパ頑張って」


女性は意識しないままに自然と自分の子供達(子孫)を作り、守ってくれそうな男を選ぼうとすると最近インターネットの記事で読みました。

亡くなった妻は生前「昔、占い師がパパは病気しながらも長生きするタイプだと言っていた。死ぬまで頑張って働いてね!」「私は太く短く逝くから」と笑いながら繰り返し言っていました。そのたびに僕は「冗談じゃないよ、こちらこそお先に。」と答えていたように思います。

私達には娘が2人でき、それから12歳になる愛犬アンジュと2年前には長女が生んだ孫娘を残して妻は先に逝ってしまいました。1年半前に突然の脳出血に倒れた妻は何も私達に語ることができず、あっという間にこの世を去ってしまいましたが、最近読んだ記事で、妻が繰り返していた言葉を思い出しました。

明るく、美人で、料理も上手だった妻がなぜ自分を選んでくれたのか。無骨、無愛想、不器用と取り柄のない自分なのになぜと思います。その答えが、読んだ記事と妻の口癖から今の自分のやるべきことにつながってきました。

妻の生前は料理も掃除もゴミだしもほとんどやったことのない私ですが、たまに我が家に帰ってくる娘達へのささやかなサポート、毎日一緒にいるアンジュの面倒をしっかり見てねと、今日も写真の中の妻が笑いかけています。f:id:yoimai:20230610172306j:image